目の見えないひとの話
若い頃、電車で仕事に通っていたときのハナシです。
途中から白杖を持った方が乗車してきたのですが、
他にも乗客がいるのに、空いている席もあるのに、
ナゼか真っすぐ私の前にやってきて
「空いている席はありますか?」と尋ねられました。
「私の隣が空いているので、お座り下さい」と言って、
その方の身体に手を添えて、反対向きにして座ってもらいました。
そのとき、「目の見えない人って、ゼッタイ別の何かが視えている!」と
確信したのです。
それより数年前…私が高校生の頃、横断歩道を渡れずに困っている方を見ました。
ほんの少し、あと一歩、左側にズレれば渡れるのですが、
青信号になっても、歩道の縁石に引っ掛かり、渡れずにいたのです。
そこが横断歩道なのは音楽や雑踏でわかると思うのですが、
僅かなズレが見えず、前に進めないため、何度も赤になってしまっていました。
私が、ちょっとだけ手を添えて、左側に誘導すれば渡れたのに…
そのことをずっと後悔していて、
「今度困っている方を見かけたら、絶対に助ける!」と決めていたのです。
大学を卒業して社会人になり、電車で出逢った盲目の方は、少し離れた入口から
真っすぐ私の元へ向かってきたので、同じ人ではないにせよ、
きっと何かが視えている、何かを感じ取っているんだろうな~と思いました。
人間の知覚(五感)は、そのように、本当は目に見えない領域にまで拡がっているのです。
そのことを意識する(思い出す)だけでも、今まで見逃していた様々なことに
気づけるようになるかもしれません。
そして、今だから思うこととしては、
「神から見れば、人間もこんなふうに些細なことで躓いているんだろうな~」
ということ。
「(横断歩道は)ここで間違いない!」と思い込んでいるが故に、
ほんの少しのズレに気づかない。
他の人はスイスイ渡っていくのに、自分だけいつまでも引っ掛かっている…
ナゼだ?ナゼなんだ!?と焦りが大きくなると、
「もうちょっと、こっちだよ」って優しく教えてくれている声に気づけず、
「こっちだっつってんだろーが!」と急に引っ張られて驚くのです(笑)
(強制的に軌道修正させられるようなことが、起きたりします…)
だから、うまくいかないな~と思うときほど、焦らずに。
目に見えない領域まで、感覚のアンテナを伸ばして、
「こっちだよ~♡」の声を聞いてみましょう♪
何十年も前のハナシなのですが、ナゼか今のタイミングで思い出したので、
書いてみました。
もし必要な方がいらっしゃいましたら、届きますように☆
※文章だけでは状況がわかりにくいと思うので、超テキトーなイラスト(笑)

私含め、誰も声を掛けなかった(掛けられなかった)のは、
その方の“意地”みたいなものを感じ取ったからでは?という気がしています。
田舎特有の「助けてもらうのは恥ずかしい」みたいな…
様々な場面で(仕事上でもプライベートでも)、困っている年配男性をサポートしても、逆に怒られてしまうことがあります。
世代的に「極まりが悪い(恥ずかしい)」ということなのだと思いますが、
誰しも怒られたくはないので
、わかっていてもスルーしがちな面はあるのです…
【お知らせ】
★作品はコチラで販売しています → Creema
★現在ご提供中のメニューはコチラです → ☆☆☆
★アクセサリーのオーダー、ホロスコープ鑑定などのお問い合わせは、メールフォームよりお願い致します。 → コチラ
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ナゼか真っすぐ私の前にやってきて
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「私の隣が空いているので、お座り下さい」と言って、
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そのとき、「目の見えない人って、ゼッタイ別の何かが視えている!」と
確信したのです。
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ほんの少し、あと一歩、左側にズレれば渡れるのですが、
青信号になっても、歩道の縁石に引っ掛かり、渡れずにいたのです。
そこが横断歩道なのは音楽や雑踏でわかると思うのですが、
僅かなズレが見えず、前に進めないため、何度も赤になってしまっていました。
私が、ちょっとだけ手を添えて、左側に誘導すれば渡れたのに…
そのことをずっと後悔していて、
「今度困っている方を見かけたら、絶対に助ける!」と決めていたのです。
大学を卒業して社会人になり、電車で出逢った盲目の方は、少し離れた入口から
真っすぐ私の元へ向かってきたので、同じ人ではないにせよ、
きっと何かが視えている、何かを感じ取っているんだろうな~と思いました。
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そのことを意識する(思い出す)だけでも、今まで見逃していた様々なことに
気づけるようになるかもしれません。
そして、今だから思うこととしては、
「神から見れば、人間もこんなふうに些細なことで躓いているんだろうな~」
ということ。
「(横断歩道は)ここで間違いない!」と思い込んでいるが故に、
ほんの少しのズレに気づかない。
他の人はスイスイ渡っていくのに、自分だけいつまでも引っ掛かっている…
ナゼだ?ナゼなんだ!?と焦りが大きくなると、
「もうちょっと、こっちだよ」って優しく教えてくれている声に気づけず、
「こっちだっつってんだろーが!」と急に引っ張られて驚くのです(笑)
(強制的に軌道修正させられるようなことが、起きたりします…)
だから、うまくいかないな~と思うときほど、焦らずに。
目に見えない領域まで、感覚のアンテナを伸ばして、
「こっちだよ~♡」の声を聞いてみましょう♪
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その方の“意地”みたいなものを感じ取ったからでは?という気がしています。
田舎特有の「助けてもらうのは恥ずかしい」みたいな…
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